学童保育
 

● 「ひるぜん自然の家」建設運動で学んだ みんなで力を合わせること ●


大阪市福島区 海老江学童保育所OB

子ども  先ず第一に学童に入所して、6年間安心して働き続けることが出来たことを心より感謝して居ります。我が家は一人っ子女であったため、学童の異年令の集団の中で指導員のきめ細かい指導内容のもとで、6年間淋しい思いをせずに放裸後を生き生きと過ごすことが出来ました。

 学童では一人っ子では、とうてい味わうことのできない色々な体験を通して、皆んなで物事を成し遂げた時のよろこびと成功や到達までの辛さ等。肉体的にも精神的にもたくましく、大きく成長を遂げた事をよろこんでいます。
「コマ」や「ケン玉」「ドツチボール」「一輪車」等集中的に取り組む中で、物事に挑戦する意欲を養い、集中力を身につけたことと思います。今現在(高二)でチャンスがあってニュージーランドへ留学していますが、ホームステイ先へのおみやげに「ケン玉」を持って行きました。大変よろこばれて、人が集まる度にジャパニーズゲームと云って、ステイ先のお父さんが皆んなに紹介して、曲に合わせて雰囲気をもりあげているそうです。まさか学童で習ったケン玉を外国で教えるなんて夢にも思っていなかったと云って居りました。

 とかく親と云うのは周囲の人や、目先の事にとらわれがちですが、学童保育と云うのは、親子共々2年3年と色々な事を経験して始めて学童保育の良さがわかるものだと思います。当時をふり返って見ると親子キャンプ、ハイキング、シンフォニーホールでの合唱参加、色々楽しい思い出が一杯あります。でも楽しい事ばかりではありませんでした。運営資金の調達の為、物品販売をしたり、引越後のダンボール回収にお正月の元日にトラツクで廃品回収に行った事もありました。
 一番印象に残っているのはひるぜんに子供のふる里造りの計面が完成した事でした。資金カンパに奮闘した事や、小さな力を結集すれば大きな事が成し遂げられると云う事を実感致しました。これも一重に生き生きとした子供達の姿と指導員の熱意に励まされて頑張る事が出来たのだと思います。共に頑張った仲間、職業や地位を超越して、子育てに携わる親同志の素晴らしいヒューマンチェーンを生涯大切にして行きたいと 思います。

”大阪市学童保育連絡協議会10年のあゆみ”から抜粋させていただきました。

大阪府学童保育連絡協議会

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