学校教育
 

● 新政府の学校教育 ●


年代学校内容
大正10年柏学園柏倉松蔵が東京に肢体不自由児の教育施設を創設。
昭和7年東京市が設立した光明学校が小学校に類する各種学校として認可された。
大正11年家なき幼稚園創設者橋詰良一が大阪府池田市に創設した「家はなくても幼稚園はできます」と園舎を持たず自然の中で幼児の保育をめざした。季節によって時間などや場所を変えて石つみ、魚釣り、水遊び、土掘り、草つみや、ベビーカーにつんだオルガンなどで歌を歌ったりした。
明治〜
大正
大正新学校大正新学校は新教育運動リーダーたちが自らの教育理論を実践に移す場として組織したもの。
師範付小系
 動的教育の明石女子師範付小、自律学習の鹿児島女子師範付小
 自由教育の千葉師範付小、創造教育の広島師範付小
私学系
 日本女子大付小、西山哲治の私立帝国小学校
 今井恒郎の日本済美学校、中村春二の成蹊学園
 沢柳政太郎の成城小学校
大正19年中学校令中学校を高等中学校(2年)と尋常中学校(5年)の2等に分け、前者は文部大臣の管轄する官立として全国に5校おく、後者は府県立として1校ずつおくとしたことにより、制度的に確立された。
昭和16年国民学校令国民学校初等科と改称
昭和22年学校教育法1.教育の機会均等
2.普通教育の普及向上と男女の差別撤廃、義務教育年限を9年に延長し、無償とし、盲聾唖者にもひとしく普通教育の普及、徹底をめざす
3.学制の単純化。原則として6.3.3.4の小学校、中学校、高等学校、大学とする
4.学術文化の進展。大学の数を増やし、進学者の増大を図り、大学の上の大学院を充実させる

 学校教育の歴史を振り返ってみると、今から500年も前に学校というものがあったのには驚きでした。
しかし、現在のように全ての子どもが教育を受けるようになったのは、ここ50年のことです。でも、今は不登校という学校を拒絶する子どもが増えています。
 義務教育という制度の枠組みからはみ出そうとしている子どもたち。人生80年の時代に、9年という年数で子どもたちを縛るのはどうでしょうか。昔と違い何でも手に入り、何不自由なく暮らすことのできる世の中で、今必要なのはゆとりのある生活です。そのゆとりを失っているのは、大人ではなく今の子どもたちではないでしょうか。

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